常に新しい知識を追い求めて
今までの営業と違うところは、様々な案件について、建築士とも対等に専門的なディスカッションをしないといけないため、常に知識や経験をブラッシュアップさせておかないといけない、と語る吉田さん。
吉田さん
「以前から、知らない単語や分からないことがあれば、その都度意味を調べて必死に勉強していたつもりでした。
でもやはり建築士の方と話すと、専門的な知識が自分には圧倒的に足りないんだと落ち込むこともしばしば。
でも、そこで落ち込むだけではなく、新しいことを知る機会と捉えて前向きに勉強するようにしています」
上原さん
「吉田君には、今期は立ち上げたばかりなので、トライアンドエラーが続く事を肝に銘じてもらっています。
新規のお客様の流入と、各地にいる専門家や職人さんといったパートナーシップとの連携がしっかりととれていないと、このビジネスモデルは破綻していくと思います。
全国各地に協力会社をいかに作っていくかが醍醐味なんです。
彼にはこれから色々な人と触れ合い、色々なことを吸収していって欲しいと思っています。
それが彼の成長と会社の発展に繋がっていくと思います」
「生活に彩りを」社名に込めた想い
そして上原さんは続けて『CHROMA』のロゴも「人」をモチーフにしたものだと教えてくれた。
上原さん
「『人』という文字を3Dにして重なっているのが会社のロゴです。
人と人とが混じり合って結晶になり、空間に彩りを与えてくれるという意味を込めてこのようなロゴデザインをオーダーしたんです」
『CHROMA』はギリシャ語で「彩り」を現す単語である。
上原さんはその社名についても教えてくれた。
上原さん「お店やお家の中で、特殊什器というのは内装の花形的な立場にあると思うんです。
こだわったものが1つあるだけで全体の内装の印象が大きく変わってくるものなんです。
だから生活の中に彩りが生まれる。社名である『CHROMA』にはそんな想いが込められています」
信頼し合う2人だからできること
さらに2人に今後の目標や会社としての展望を伺うとこんな答えが。
吉田さん
「研修期間として、新潟のダイシン工芸で職人さんたちの技術を目の当たりにして、そのスケールの大きさや繊細な技術に感銘を受けました。
それまでは工場というと年配の方が多いイメージを勝手に持っていたのですが、ダイシン工芸の職人さんの平均年齢は33歳と若く、現場は活気で溢れていました。
なかなか見られない世界に面白みを感じたんです。
これまで自分がいる世界とは別の世界を見たようで、ワクワクしました。
また新潟で暮らす中で自然の豊かさを知ったり、生活スタイルも朝早く起きて夜は早く寝るというような健全な生活スタイルになって心身ともにリフレッシュできたり。
新しい世界を知ると、新しい思いつきや大きな活力が湧いてくるんだという事を実感しました。
だから、今始まったばかりのこの新しくて珍しい取り組みを数字的にも成功させて、5年後は部下を抱えてマネジメントもしたいし、10年後には役員としてこの事業に取り組んでいきたいと思っているんです」
上原さん
「ゆくゆくは『CHROMA』にお願いすれば作れないものはないよね、と言ってもらえるようにしていきたいと思っているんです。
もちろんそれにはどんどんこの取り組みを成長させていかないといけないので、がむしゃらに突き進んでいきたいと思っています。
10年後には、日本だけでなく世界からも注目してもらえるような展開ができたら良いと思っています。
今はまだ、吉田君と2人だけの組織ですが、きちんと今期は目標を必達していき、常に成長のマインドを持って物事を進めていきたいですね。
人数も事業規模が拡大していくにつれて多くなっていくと思うんですが、その時はマネジメントをしっかりやって働きやすい環境を作ることも大事だと考えています」
吉田さん
「上原さんは、常に生活のメリハリがきちんとある人。
休みの日には一緒に温泉に行って、たわいもない話をするなど。
時には、立ち止まって休むことも大事だと教えてくれます。
そして、迷走している自分にブレーキをかけてくれる存在でもあるというか。
それが心地よくて。
だからこそ、これから2人で新しい道筋を作っていきたいと、心からそう思えるんです」
株式会社CHROMA (クロマ)
「世界にひとつだけのモノ作り」をキーワードに、什器の打ち合わせから仕様書作成までワンストップで提供する。
全国にある工場とパートナーシップを組んでいるため、それぞれに得意とする部分を分離発注することで、コストダウンだけではなく、製造キャパシティの確保や納期短縮も解決するサービスを行う。
https://corp-chroma.com